インタビュー⑤ :影響と個性

Q: 他のアーティストからの影響を感じることは?


自分の作品を創り上げていく過程においてはないですね。


画家であれ音楽家であれ、アーティストならば、好きな・尊敬する先人がいるからこそ、同じフィールドに立ちたいと思うものです。



従って、絵を描き始めた最初の頃に受けた影響というのは、当然私の身体にも染み込んでいるはずです。


しかし、自分の作品を創るという観点から言えば、むしろそれは排除していると言えるかもしれません。



もちろん、第三者の方が私の作品を客観的に見た場合には、もしかするとそれは見えるのかも知れませんが。



Q: 自身にとってオリジナリティとは?


少なくとも、私の創作活動のスタンスにおいては、「個性」というものは無いと考えています。


以前にも申し上げた通り、私は毎回新しい作品に挑む際、心を真っ白にして「無」から始めます。



「私が作品を創り上げる」というよりかは、「作品が自然と湧き上がる・出来てくる」という感覚です。


従って、創作の中で「個性を出そう」と思った瞬間に、その絵はそこで意味をなさなくなってしまいます。



それに、意図的に個性を創り上げてしまうと、その先もずっとその個性に囚われかねません。私の場合は、常に「スタイルを壊す」という感覚に近いかもしれません。


インタビュー⑥に続く



Produced & translated by

3e-Tokyo Project

Studio Ibano

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